4/10/2011

鶏のソテーのオレンジソース

 

フレンチの定番、合鴨のソテーのオレンジソースを手に入りやすい鶏肉で代用したものです

フレンチとは言っても割と一般的に家庭料理としても作られるもので少しオシャレで且つ簡単なので料理のレパートリーを増やすには良いかと思います

作り方はかなり幅広いので、そのうちのひとつ、僕が一番よくやる方法を紹介します

自然な甘みのさっぱりした感じの料理になるので子供にもウケが良いです、原価が余り高くないのも良いですね



・材料(2人分)

鶏もも肉 1枚
オレンジ 1個(100%果汁のジュースで代用可(※1)
タマネギ 1/2個
レモン汁 小さじ1(※2)
バター 大さじ1
コンソメ 小さじ1/2
塩コショウ 適量
オリーブオイル 適量

・あると良い材料

セロリ 6cmくらい
ニンジン 1/2本
マーマレード 小さじ1
白ワイン 大さじ1
パセリ 適量



以下、あると良い材料もそのまま記述しますが無くても作れるのであったら入れる感じでアレしてください、入れた方が美味しいけど


・準備

鶏もも肉の皮目に斜めに軽く包丁を入れ、身の方を包丁かフォークでザクザク刺す、しなくてもいいけどコレやると縮まない
タマネギをみじん切り、セロリ・ニンジンを細切りにする
オレンジを絞って小皿か何かに入れておく、絞った実も勿体無いのでスプーンで削いで果汁に入れておく、白い綿の部分は入れると苦いので入れない程度に



・作り方

1、フライパンに分量のバターと小さじ1程度のオリーブオイルを入れてバターの香りがしてくるまで中火で熱する

2、強火で鶏肉を皮から焼いてパリッとするくらいまで焼く、裏返して皮に強めに塩コショウを振って反対側も焼き目を付ける、ここでは中まで火を通さない

3、鶏肉を浅過ぎない皿(肉汁が出るため)に避け、フライパンでタマネギ・セロリ・ニンジンを炒める

4、タマネギが透明になったら(※3)塩コショウして馴染ませ、鶏肉を肉汁と共に入れる、オシャレにナイフとフォークで食べる予定なら皿の上で半分に切って、家庭料理らしく大皿で出すならいくつかに切ってからフライパンに投入し、オレンジ果汁・コンソメを加えて蓋をして弱火で煮る

5、鶏肉に火が通ったら皿に盛り、フライパン内のソースにレモン汁・マーマレード・白ワインを入れてフライパンを揺すりながら強火で煮詰める(※5)

6、ソースにとろみが付いたら塩コショウで味を調えて鶏肉にかけ、パセリを散らして完成(※6)



・備考&考察

※1、オレンジジュースは濃縮還元率が低くフレッシュジュースに近いカクテル用のものが望ましい、まあオレンジ買っても単価は変わらないと思う

※2、日本で手に入るオレンジは酸味に乏しく実はソース向きではないのでレモン汁を入れて調整していますが、あくまで物によるのでソースを煮詰める際に味見しながらレモン汁で酸味を加減出来るならその方が良いです

※3、タマネギを透明以上に炒めた方が当然味は良いが、出来上がりがくすんだ色になるので一長一短である、オレンジのソースなので尚更色は綺麗な方が良いと思いませんか、せやろか

※4、ここでコーンスターチや小麦粉を少し入れるレシピもある、とろみを調整した方が素材への絡みは良いがソースが濁って見た目に欠けるので僕は入れない、あると良い材料のマーマレードを入れると水飴効果でとろみとツヤが出て且つ果皮も加えられて見た目が良くなるので是非入れたい所

※5、ソースを煮詰める際ローリエを入れるレシピもあるが、あくまでオリジナルレシピの合鴨の臭みを消すのに用いるもので鶏肉で作るなら個人的には適合するとは思わない、タイムやローズマリーなら鶏肉に合うかも

※6、付け合せに合うのはほうれん草のソテー・じゃがいものソテー・ブロッコリーのボイル・ニンジンのグラッセです、普通ですね!


・発展&応用

オレンジを柚子やレモンに換えればそれなりにそういうものになるし、よくあるレモンバターソースは殆どこの作り方で出来ます

ちなみに白ワインやシャンパンに合います、たぶん白は中辛のリースリング種がいいかな、安価なとこではカリフォルニアやオーストラリアのリースリングは狙い目だと思います

バターを控えてニンニクをカリッと炒めて黒胡椒を効かせると赤ワインに合う、当然ながら赤ワインに合わせるならソースに使うワインも赤で、むしろその方が色鮮やかなソースになって高級感あるかも

その場合赤ワインはメルローかピノノワールが良いかも、口当たりの軽い鶏料理なのでライトボディの割りと若いワインでも美味しく頂けると思います

ハーブスパイス効かせてカリカリの手羽先で作るのも美味しそうです、お酒飲みたいです


 

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